隠れた名曲!プッチーニのグローリア・ミサ。
またの愛称をミサ・ディ・グローリア。高校時代以来変わらぬ愛聴盤です。
プッチーニとは、蝶々夫人などのオペラで有名なジャコモ・プッチーニのことです。
プッチーニは生まれ故郷ルッカのパチーニ音楽学校の卒業制作として、実に美しく感動的なミサ曲を作っています。
グローリア・ミサは好評を得て、彼がミラノ音楽院に進み作曲家になる原点になった名曲ですが、
ミラノ音楽院を卒業後オペラの作曲を始めたプッチーニはこのミサ曲を「若気の罪」として出版を禁止し、上演さえも禁止してしまった埋もれていた名曲だったのです。
しかし、美しく感動的なだけでなく、オペラ作曲家プッチーニらしさがびっしり詰め込まれているミサ曲なのです。
グローリア・ミサまたはミサ・ディ・グローリア(栄光のミサ)と呼ばれていますが、
正式な曲名は単に「4声のミサ」。
自筆譜を発掘して出版したアメリカの神父が勝手につけた名前らしいです。
ミサ曲のグローリアの部分が長いのでグローリア・ミサにしたのか、神父が喜んで「こんなスゲー栄光のミサを見つけたゼ!」ということだったのかはよくわかりません。
プッチーニ没後50年の1974年に遺族の正式な同意の下、原典版の楽譜が出版され、当時の合唱音楽の名手ミシェル・コルボが、リスボン・グルベンキアン管弦楽団と合唱団を指揮して録音したのが、いちばん上の写真のLPレコードだと思います。
レコードジャケットやライナーノーツに録音年月日が記載されていませんが、その当時に購入したLPではあります。
コルボの演奏は非常にすばらしく、何度も聴くうちに盤面に傷をつけてしまいました。
その後HMVの輸入盤で見つけたCD化されたものが↓これです。
これを見つけたときは嬉しかったぁ〜。
輸入盤なのでCDショップでたまたま出会わないと手に入らなかったのですが、
同じ音源が国内版にも収録されていました。
↑アマゾンの試聴用サンプルには多数の試聴用サンプルが用意されています。
PCでご覧の方はぜひお聴きくださることをおすすめします。
Youtubeなどの投稿サイトにほぼ全曲が聴けるような内容がアップされていれば、
ドドーンと掲載してしまうのですが、断片的なものしかありませんでした。
ホ○・カ○ーラスのような豪華キャストの国内盤もあるのですが、
原曲が十分美しいので、コルボのようなけれん味なくストレートでアゴギーグをつけすぎない演奏だと美しさが引き立つのです。
いえ、他の演奏がどうのというネガティブな意志はありません。
ただ、まずはコルボのサンプルをお聴きになることをおすすめします。
もちろんこの記事でできるだけ伝えたいのでありますが・・・
まずは、愛称の元になったグローリアを。
Puccini Messa di Gloria 2 - Gloria (part 1) - YouTube
コルボではありませんが、なかなかかわいい演奏だと思います。
曲の冒頭キリエの歌詞(ミサ典礼文)が始まる前の前奏(?)が、これまた美しいのです。
追記:
コメントで動画の差し替えを教えていただいたので、動画を差し替えます。
コメントをいただいた榎本法夫さん、ありがとうございます。
プッチーニ 「ミサ・デイ・グローリア」PUCCINI 「MESSA DI GLORIA」 - YouTube
指揮:宮寺勇
合唱:埼玉第九合唱団
管弦楽:新日本フィルハーモニー管弦楽団
テノール:ウィリアム・ウー
バリトン:玉木豊
詳細情報:埼玉第九 演奏の記録1985-1989
埼玉第九合唱団について。
埼玉第九合唱団は、埼玉県民の手でベートーヴェンの「第九」 を演奏することを目的に結成されたアマチュア合唱団です。
ありがちな一発合唱団ではなく、最初の演奏会後も活動を続けられています。
団員数は常時160名以上、合唱のみの演奏会のほか、プロのオーケストラとの競演も行っており、
2015年7月26日(日)の演奏会(ケルビーニのレクイエム)は、なんと第78回演奏会になる(40年で割り算すると年に約2開公演)という濃〜い活動を行っていらっしゃるようです。
埼玉第九合唱団ホームページ↓
□□□ さて、曲に戻ります。 □□□
つづいては、2曲目グローリアから「主に感謝をGratius agimus tibi」。(グラーティアス、アジムス、ティービー。)
まるで、プッチーニオペラのアリアですよね。ここからあとの動画はすべてコルボ/グルベンキアンの演奏です。
MESSA DI GLORIA 3 - PUCCINI " GRATIA AGIMUS TIBI " " CRUCIFIXUS " - YouTube
↑動画は途中から突然「十字架に磔りつけられCrutifixus」に変わります。
こちはバスのアリアですね。
演奏者の名前をもう一度書いておきます。
テノール:ウィリアム・ジョーンズ
William Johns
William Johns
バス:フィリップ・フッテンロッハー
Phlippe Huttenlocher
Phlippe Huttenlocher
極めつけは終曲の「神の子羊Agnus Dei(アニュス・デイ)」です。
Giacomo Puccini - Messa di Gloria 1 - YouTube
テノールとバスの2重唱と合唱との掛け合いでさらりと終わるなんてしゃれていますね。
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記事末尾102posted by +M Inamura (水村亜里) aminamura@gmail.com
【音楽の最新記事】
プッチーニを検索していたところ、こちらにたどり着き埼玉第九合唱団の演奏を紹介していただいていたのを拝見しました。
しかしこちらのトラブルで閲覧できない状態のようです。
もしよろしかったら新しいURLを添付しますので更新のほどよろしくお願いいたします。
ミサ・ディ・グローリア
http://youtu.be/cioTNejAXBA
詳細
http://youtu.be/cioTNejAXBA
YouTubeマイチャンネル
https://www.youtube.com/user/nori2390e?feature=watch
http://www.geocities.jp/saitama_daikum/1985-89/1985-89.html#26
お知らせくださいましてありがとうございます。
埼玉第九合唱団、すばらしいですね。
記事に追記させていただきます。
詳細に紹介していただきありがとうございます。
老体に鞭打ちうちがんばります。
貴重な曲を演奏され、さらにYoutubeに公開までしてくださって
こちらこそありがとうございます。
みんなが知りたいことですから、ご紹介させていただきました。
今後ともの埼玉第九合唱団のご発展をお祈りします。
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