金環日食を安全に見る方法 - ミナムラのまど

金環日食を安全に見る方法

金環日食は5月21日(月)の早朝に、日本各地で見ることができます。


日食が起こる地域と各都市での時刻
  日食が起こる地域と各都市での時刻(画像提供:国立天文台)
  クリックすると拡大します。

この地図で、赤い線は金環日食が見られる中心線で、その周りのグレーの部分が金色の輪っかが全部見られる地域を表します。

グレーの部分以外でも、太陽が細い三日月状に欠ける部分日食を見ることができます。


つまり、日本全土で金環日食(的な太陽)を楽しむことができるわけです。


fotoq.net photo:Hinode Observes Annular Solar Eclipse by NASA Goddard Photo and Video

太陽観測用衛星「ひので」(SOLAR-B)により撮影された金環日食

5月21日(月)の天気予報


日本気象協会が5月21日(月)午前中の天気予報を毎日発表しています。

日直予報士 - 日本気象協会 tenki.jp


5月17日に発表された予報図がこちらです。

金環日食の天気マップ.png
金環日食の天気マップ(17日発表)(2012年5月17日) - 日直予報士 - 日本気象協会 tenki.jp


これによると、関東から南東北にかけて近畿地方北海道東部が晴れの予報になっています。

たとえば東京だと、金環日食マップのほぼ中心線で晴れの予報。

朝7時半ぐらいに最良のコンディションで金環日食が見られる期待が非常に高い状況です。

あとは、朝7時半に太陽が見える安全なポジションを探せばいいということになりますね。


ただし、ニュースなどで何度も報道されているように、日食を見る際は注意をしないと目を痛めてしまいます。


むかしは、写真フィルムの真っ黒になった切れ端やプラスチックの下敷きなどで太陽を観察していた記憶がありますが、それではダメだそうです。

日食観測による目の障害。


日食観測による視力低下などの症状は、日食網膜症または日光網膜症とよばれ、
眼痛 痛、熱感、違 違和感、疲労感、めまい、羞明(しゅうめい)などの自覚症状や、
視力障害、中心暗点などの機能異常がでることがあるそうです。

個人差や状況によって時間がたてば回復するようなものから専門医の治療が必要なものまで症状の違いがあります。

詳しいことは、聖隷浜松病院眼科尾花明先生による解説がPDFで公開されています。
日食網膜症eclipse retinopathy、日光網膜症solar retinopathy [PDF]


日食を安全に見るためにどうすればいいか?


写真フィルムや黒い下敷きではダメ。

専用の日食グラスまたは日食めがねとよばれているものを使うのが安全です。

ただし、市販の日食グラスの中にもこの製品のような不良品があることが発表されています。

「日食観賞用グラス」(販売元:デメテル株式会社)
デメテル株式会社日食観賞用グラス.png
  写真提供:2012年金環日食日本委員会


また、危険な日食グラスの見分け方も2012年金環日食日本委員会が公開しています。

日食観察グラス「明らかに危険な製品の見分け方」

主なチェックポイント
・室内の蛍光灯を見て、一見して明るく、形がはっきりと見える製品
  可視光線を十分に減光している製品の多くは、かすかに蛍光灯を確認できる程度の見え方です。
・可視光線や赤外線の透過率が高い製品
  安全性の検討材料となる数値として、 可視光線で0.003%以下、赤外線で3%以下という目安があります。(あくまで目安)
・LEDライトなどの強い光にかざした時に、ひび割れや穴が確認できるもの

via: 2012年金環日食日本委員会

安全な日食グラスを使っても正しい使い方をする必要があります。

・長時間見続けない。
・日食グラスをつけ外しする場合は、太陽が目に入らないように下を向いて行う。

(特に、雲があって太陽が見え隠れしている場合は、太陽が隠れて見えにくくなったときに、思わずグラスを外してしまいたくなるので注意が必要です。)
意外な落とし穴として、
・交通事故のおそれがない安全な場所で観察する。

子供に日食を観察させる場合は、周りの大人が注意して安全な観察方法を教えてあげる必要があります。


とはいっても、子供は興奮して危険な行動をしてしまいがちです。

この動画にあるような、ピンホールでの観察が安全でしょう。


2012年5月21日 金環日食を楽しもう! - YouTube

この動画は、日食のしくみもとてもわかりやすく、ぜひご覧になることをおすすめします。


あるいは、手鏡を使って太陽を壁に映し、壁に映った太陽を観察するという方法もあります。


日食が終わっても日食グラスを捨てないで。


21世紀最後の「金星の太陽面通過」が2012年6月6日(水)早朝に起こります。

金星が太陽の手前側を横切るというたいへんに珍しい現象です。

次回は105年後、2117年12月11日まで起こらないそうです。

ということは、生きている間に見られる最後のチャンスですね。

2012年6月6日 〜21世紀最後の「金星の太陽面通過」〜(国立天文台)


その他、日食のことについていろいろなことがわかるサイト。

日食ナビ−日食おまかせサイト





外部リンク:
国立天文台 2012年5月21日金環日食特設サイト
日直予報士 - 日本気象協会 tenki.jp
2012年金環日食日本委員会
2012年6月6日 〜21世紀最後の「金星の太陽面通過」〜(国立天文台)
日食ナビ−日食おまかせサイト


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この記事へのコメント
一番安全なのは
リアルタイムならテレビでしょ?
タイムラグがあってもいいなら
YouTubeですかね。
日食観測用のメガネが1500円もするのを知って
馬鹿らしくなりました。
どうせ原価なんて100円もしないようなものを・・
「この時」とばかりに足元を見るような商売に
むかついてます。
かつて、重機の修理を生業にしていた頃は
溶接用の「面」を使って見たことはありましたけどね。
Posted by imomushi at 2012年05月19日
≫imomushiさん★

溶接用の面はいいかもしれませんね。

あれのスペアガラスなら、ホームセンターでいつもの値段で売っていそうだし。

たぶん数百円ですよね。

テレビがいちばんいいかもしれません。

天体望遠鏡に専用の太陽投影板をつけないと、あまりはっきり見えませんしね。

テレビだと大きくはっきり撮影してくれそうですね。

でも、ピンホールで太陽を映すのも楽しそうです。

Posted by 水村亜里 at 2012年05月19日

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